Koharu 小春 バラの作家

「Koharu小春 薔薇の版画展」5月15日~27日

Good by day ~ One more day

(過ぎた一日〜新しい一日)

「季節の舞台は一回転して初夏を告げる紫陽花が咲き始めた。四季の巡りは人の一生と重なる気がする。春の息吹は生まれいづる命。冬の寒さはその葉を落として地面にかえす。その中で人は生まれそれぞれのgood by dayとone more dayを生きている。小春氏の人生もまた数奇な運命に導かれて今に至る。芸大を出てすぐに結婚しアーティストであるご主人を支え二人の男の子の母になり、普通の主婦だったという。50歳の時、絶望の淵に落とされ、身も心もぼろぼろになってニューヨークに家出をする。言葉も話せない、時刻表も読めない状態だった。茫然自失の中で紙にインクを落としそれを指でなぞってみたら薔薇になったという。それは「小春の薔薇」の誕生だった。その作品は再生の歓喜と生命力に満ちていて、まるで今まで歩んできた人生そのものを線の軌跡として画面に転写したようにも思える。70を越した今もニューヨークで小春の薔薇は高い評価を得て、制作はニューヨーク、日本では普通の主婦になるという二人の小春を生きている…。今回はご子息の西丸英来氏(ドローイング出展)にも参加していただく。何か楽しい親子展になるような気がしている。ご高覧くださいませ。」

お出かけいただけますときはお知らせください。

会期:2019年5月15日(水)〜5月27日(月) 11時〜17時
会場:Galleryジタン館(鎌倉市津483-46)
休館日:5月21日(火)

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